11月のご挨拶

木々が色づき始め、一年の締めくくりの慌ただしい時期となりました。

11月は年内最後の国民の休日、23日の勤労感謝の日があります。

勤労感謝の日は「勤労をたっとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう日」とされています。

その意味は広く働く人々の勤労に向けた感謝を示す日、ということで、働くことや仕事そのものを大切な習慣と重んじ、国民が互いに感謝をしあう日として制定されたようです。

ここで示した「広く」の意味はとても重要です。
私たちがふつう「勤労」とか「仕事」という言葉からすぐイメージするのは、例えば「医療関係者」とか「教育従事者」といった職業を思い浮かべます。

でも、職業というのは社会が用意した枠組みで、実際にはその枠組みに入らない名前のない仕事がたくさんあります。

家事育児はもちろんですが、孫をあずかる祖父母もそうですし、ちょっと気を利かせて子供がやってくれるお手伝いもそう。仕事という言葉や自分の利害を超えた、誰かの気遣い。

こうして「仕事」について考えてみると、仕事とは「目には見えない誰かの思い」と言えるかもしれません。

勤労感謝の日は、こうした「人の思いに気づく日」としてみると、慌ただしいこの時期もあたたかい気持ちで過ごせそうですね。

 

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